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8 注射

最終更新日:2017年11月27日

タイトル一覧

1.淋菌感染症の治療における第一選択薬として、セフトリアキソンナトリウム(ロセフィン)又はスペクチノマイシン塩酸塩水和物(トロビシン)の注射薬の投与について

《平成29年9月25日》

取扱い

 淋菌感染症の治療における第一選択薬として、セフトリアキソンナトリウム(ロセフィン)又はスペクチノマイシン塩酸塩水和物(トロビシン)の注射薬の投与は、原則として認める。

取扱いを作成した根拠等

 性感染症診断・治療ガイドライン2016(2016年11月1日 日本性感染症学会誌第27巻 第1号)において、淋菌感染症の治療にあっては、経口抗菌薬に関する耐性菌の問題が指摘されており、注射薬である「セフトリアキソン(ロセフィン)」、「スペクチノマイシン(トロビシン)」の2剤が有効とされている。
 保険医療機関及び保険医療養担当規則(以下「療養担当規則」という。) 第二十条第四項のイに「注射は、次に掲げる場合に行う。」とあり、(1)に「経口投与によって胃腸障害を起すおそれがあるとき、経口投与をすることができないとき、又は経口投与によっては治療の効果を期待することができないとき。」とある。
 このことから、淋菌感染症に対するセフトリアキソンナトリウム(ロセフィン)、スペクチノマイシン塩酸塩水和物(トロビシン)の投与は、経口抗菌薬に関する耐性菌の問題が指摘されていることから、療養担当規則第二十条第四項のイに合致していると考えられる。
 また、淋菌感染症は、頻度の高い性感染症であり、性行為による感染伝達率も高いことから、適切な検査・適切な治療を行うことで感染拡大防止を図る必要があり、療養担当規則第二十条第四項のイの(2)「特に迅速な治療の効果を期待する必要があるとき。」にも合致していると考えられる。
 以上のことから、淋菌感染症の治療における第一選択薬として、セフトリアキソンナトリウム(ロセフィン)又はスペクチノマイシン塩酸塩水和物(トロビシン)の注射薬を投与することについては、原則認められると判断した。

2.急性肝炎重症型又は肺高血圧症に対するプロスタンディン点滴静注用500μgの投与について

《平成29年9月25日》

取扱い

 外科手術時ではない、「急性肝炎重症型」又は「肺高血圧症」に対する、プロスタンディン点滴静注用500μgの投与は、原則として認めない。

取扱いを作成した根拠等

 プロスタンディン点滴静注用500μgの適応は、外科手術時の1.低血圧維持と2.異常高血圧の救急処置に使用目的が特化されている製剤である。
 したがって、外科手術時の使用ではない、「急性肝炎重症型」又は「肺高血圧症」の治療のためのプロスタンディン点滴静注用500μgの投与は、原則認められないと判断した。

3.播種性血管内凝固症候群(DIC)の患者に対する脂肪乳剤のイントラリポス輸液の投与について 新規

《平成29年11月27日》

取扱い

 播種性血管内凝固症候群(DIC)の患者に対する脂肪乳剤のイントラリポス輸液の投与は、原則として認めない。

取扱いを作成した根拠等

 イントラリポス輸液は、静注用脂肪乳剤であり、添付文書上の適応症は、「術前・術後、急・慢性消化器疾患、消耗性疾患、火傷(熱傷)・外傷、長期にわたる意識不明状態時の栄養補給」となっている。
 脂肪乳剤のイントラリポス輸液については、その副作用として血栓症の患者において凝固能の亢進により病状が悪化するおそれがあること、また、重篤な血液凝固障害のある患者において出血傾向があらわれるおそれがあることが指摘されている。
 したがって、「DIC」の患者に対する脂肪乳剤のイントラリポス輸液の投与は、原則認められないと判断した。

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