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241 ベンジルペニシリンカリウム②(感染症6)

最終更新日:2016年4月1日

 《平成24年3月16日新規》

標榜薬効(薬効コード)

 主としてグラム陽性菌に作用するもの(611)

成分名

 ベンジルペニシリンカリウム【注射薬】

主な製品名

 注射用ペニシリンGカリウム

承認されている効能・効果

<適応菌種>

 ベンジルペニシリンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、淋菌、髄膜炎菌、ジフテリア菌、炭疽菌、放線菌、破傷風菌、ガス壊疽菌群、回帰熱ボレリア、ワイル病レプトスピラ、鼠咬症スピリルム、梅毒トレポネーマ

<適応症>

 敗血症、感染性心内膜炎、表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、乳腺炎、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、膿胸、慢性呼吸器病変の二次感染、淋菌感染症、化膿性髄膜炎、中耳炎、副鼻腔炎、猩紅熱、炭疽、ジフテリア(抗毒素併用)、鼠咬症、破傷風(抗毒素併用)、ガス壊疽(抗毒素併用)、放線菌症、回帰熱、ワイル病、梅毒

承認されている用法・用量

<化膿性髄膜炎・感染性心内膜炎・梅毒を除く感染症>

 通常、成人には、ベンジルペニシリンとして1回30~60万単位を1日2~4回筋肉内注射する。
 なお、年齢、症状により適宜増減する。

<化膿性髄膜炎>

 通常、成人には、ベンジルペニシリンとして1回400万単位を1日6回、点滴静注する。
 なお、年齢、症状により適宜減量する。

<感染性心内膜炎>

 通常、成人には、ベンジルペニシリンとして1回400万単位を1日6回、点滴静注する。
 なお、年齢、症状により適宜増減するが、1回500万単位、1日3000万単位を超えないこと。

<梅毒>

 通常、成人には、ベンジルペニシリンとして1回300~400万単位を1日6回、点滴静注する。
 なお、年齢、症状により適宜減量する。

薬理作用

 細胞壁合成阻害作用

使用例

 原則として、「ベンジルペニシリンカリウム【注射薬】」を「壊死性筋膜炎」に対して「1回200~400万単位を4~6時間毎、静脈内に投与」した場合、当該使用事例を審査上認める。

使用例において審査上認める根拠

 薬理作用に基づいており、妥当と推定される。

その他参考資料等

 嫌気性菌感染症診断・治療ガイドライン 2007(日本化学療法学会)

お問い合わせ

審査統括部 内科審査課、外科・混合審査課
〒105-0004 東京都港区新橋二丁目1番3号
電話:03-3591-7441

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