最終更新日:2016年4月1日
《平成24年9月24日新規》
《平成26年9月22日更新》
その他の抗生物質製剤(複合抗生物質製剤を含む。)(619)
アンピシリンナトリウム・クロキサシリンナトリウム水和物【注射薬】
注射用ビクシリン
① 新生児の細菌感染予防
② その他
アンピシリン/クロキサシリンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、大腸菌、プロテウス・ミラビリス、インフルエンザ菌
慢性膿皮症、咽頭・喉頭炎、急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、外耳炎
アンピシリン/クロキサシリンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、大腸菌、プロテウス・ミラビリス、インフルエンザ菌
敗血症、肺炎、肺膿瘍、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎
通常、新生児・未熟児・乳児に対し合剤として1日体重1kg当り、100mg(力価)を、6~8時間毎に分けて筋肉内注射する。
通常、成人には合剤(アンピシリンナトリウム・クロキサシリンナトリウム水和物)として、1日量1.5~3.0g(力価)を3~4回に分け筋肉内注射する。
小児には合剤(アンピシリンナトリウム・クロキサシリンナトリウム水和物)として、1日量50~100mg(力価)/kgを3~4回に分け筋肉内注射する。
用時溶解し、通常成人には合剤(アンピシリンナトリウム・クロキサシリンナトリウム水和物)として、1回量1.0~2.0g(力価)を250mL~500mLの輸液中に溶解して、1日2回1~2時間かけて点滴静注する。
なお、いずれの場合も年齢、症状により適宜増減する。
in vitro 抗菌作用
① 原則として、「アンピシリンナトリウム・クロキサシリンナトリウム水和物【注射薬】」を「骨髄炎」に対して処方した場合、当該使用事例を審査上認める。
② 原則として「アンピシリンナトリウム・クロキサシリンナトリウム水和物【注射薬】」を「感染性心内膜炎」に対し「1回2gを4~6時間ごとに静脈内に投与(1日8~12g)」、「細菌性髄膜炎」に対し「1回2gを4時間ごとに静脈内に投与(1日12g)」した場合、当該使用事例を審査上認める。
薬理作用が同様であり、妥当と推定される。
JAID/JSC 感染症治療ガイド 2011(日本感染症学会、日本化学療法学会)