令和元年10月全国基金審査委員長・支部長会議を開催
支払基金は10月10日(木曜)と11日(金曜)の両日、支部集約後を見据えた審査委員と職員との連携などをテーマとして、令和元年10月全国基金審査委員長・支部長会議を開催しました。
1日目、支払基金神奈川支部で開催された審査委員長会議の冒頭で、神田理事長からあいさつがありました。
- 神田理事長あいさつ(要旨)
日ごろから審査委員長の皆さま方には、審査委員会の運営をはじめ、支払基金の運営にご尽力賜り心からお礼申し上げます。
本年5月に支払基金の改正法案が成立し、2021年4月に各都道府県の支部は廃止されます。職員が行うレセプト事務点検業務については2022年4月以降順次、全国10か所程度の審査事務センターに集約することとしています。
本日の会議では、そのために必要な条件整備として「仕事のやり方」について議論いただきたいと考えています。
1点目は「審査委員と職員の連携」です。審査事務センターで事務点検を行う職員と各都道府県の審査委員会の先生方との間に距離が生じますので、その間の連携をいかに図っていくかということが非常に重要な課題です。
2点目は「審査基準の統一」です。現在、審査の一般的な取扱いを揃えていくことに取り組んでいますが、まずは審査事務センターに集約される都道府県の中でどのように揃えていくのか、また、その都道府県を含めたブロック内でどのように取扱いを揃えていくのかということが重要ではないかと思っています。
3点目は「適正なレセプト提出に向けた取組」です。先般の法律改正により支払基金の業務運営の理念として適正なレセプト提出に向けた医療機関等に対する支援というものが位置づけられました。令和元年度事業計画では、それを大きな柱として、コンピュータチェックルールをできるだけ公開していく、また、その査定理由の明確化を図っていくこととしています。さらに、医療機関等に対する改善要請も進めていくことにしていますが、一定の方針のもとに底上げを図ることができないかということでご説明したいと考えています。
職員の事務点検の集約に向けた条件整備であるという大義についてご理解を賜り、忌憚のないご意見をいただいて、有効な議論ができればと思っていますので、何卒よろしくお願い申し上げます。
〇1日目の審査委員長会議では、本部の担当部から次の事項について説明を行い、意見交換を行いました。
・支部集約後の審査委員と職員との連携
・支部取決事項の統一化
・適正なレセプト提出に向けた取組関係
・コンピュータチェックに関する公開
等
〇2日目の支部長会議は支払基金本部で開催し、本部の担当部から、業務処理の標準化や支部システムの統一などについて説明し、意見交換を行いました。
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