理事長あいさつ

社会保険診療報酬支払基金 理事長 樽󠄀見 英樹

理事長就任のご挨拶

 4月1日に理事長に就任しました樽󠄀見英樹です。どうぞよろしくお願いいたします。
   
 我が国の医療保険制度は国民生活を支える欠くことのできないインフラとなっています。この中で支払基金は、医療機関と保険者のお金と情報の流れを結び、また個々の臨床現場の多様性と一定の枠組みを持った保険制度の画一性をつなぐという、なくてはならない役割を果たしてきました。これまで培ってきた医療機関、保険者双方からの信頼をさらに高め、人口減少、高齢化や医療の高度化によって厳しさを増すわが国の医療保険の維持や更なる発展に向けて、これまで以上に存在感を発揮することが求められていると思います。
   
 この10月からは、医療情報基盤・診療報酬審査支払機構(DX審査支払機構)として更に新たな役割を担うことになりますが、これも、支払基金が我が国の医療においてお金の流れや情報の流れを仲介するハブとしてこれまで実績を積み、関係者の信頼を得ることができていたからだと思います。道のりは決して平坦なものではないだろうと思いますが、国民の期待に応え、我が国の医療そのものを良くしていくために、これまで以上に医療現場の声を聞きながら、DXの推進に向けた取組を進めていく必要があると考えます。
   
 このため、まず、神田前理事長の下で進められてきた支払基金改革の取組を継続し、本部と現場が一丸となって関係者の信頼を確保しつつ正確着実な審査支払業務を遂行できる組織作りを徹底していきたいと思います。それとともに、電子カルテ情報共有サービスの推進や医療情報の二次利用に向けた取組など医療DX推進のための取組を進めつつ、新組織への移行準備を着実に進め、10月からは我が国の医療や医療保険の発展を支える強靭な組織として出発できるよう、努力を重ねていきます。同時に、そのための人材の確保や、職員がやりがいと誇りを持ち、安心して仕事に取り組める環境づくり、組織づくりにも取り組んでいきたいと思っています。
   
 波高く、困難な道ではありますが、前途には洋々たるものがあると思っています。頑張ってまいります。皆様のご指導、ご協力を心からお願い申し上げます。