海外担当者を交えた意見交換会を実施

 平成30年11月27日(火曜)に支払基金本部において「海外担当者を交えた、レセプトデータ利活用支援に係る実務関係者意見交換会」を実施しました。

 本意見交換会は京都大学加藤源太准教授のご尽力により、フランスの全国被用者疾病保険金庫のAyden TAJAHMADY氏(Deputy Director of the studies and statistics strategy)および台湾大学健康データ研究センター所長の陳建煒教授をお招きして実現しました。

 当日は、支払基金理事の清谷 哲朗から、支払基金の概要および取組みについてご紹介し、Ayden TAJAHMADY氏および陳氏から各国のレセプトデータ利活用支援に係る取組みと題し、各国のデータ提供の基準、データを活用した研究事例および民間へのデータ提供の成果等についてご講演いただきました。
 フランスでは、レセプトデータに加え死亡情報やその他の医療関係のデータを連結し、医療の質の向上等に資する研究等に活用していること、台湾では、提携大学等全国11か所にオンサイトセンターを設置し、データの利用を促進していること、これらの取組みの具体的な内容等、今後の支払基金におけるレセプトデータ利活用の検討に資する有意義な意見交換を行いました。

 支払基金はこれまでの経験を生かして、加入者の予防・健康づくり、重症化予防等に取り組む保険者や都道府県等のビッグデータ利活用を支援することを目指しており、「データヘルス改革推進本部」で決定する計画や工程表、技術的な仕様に従い、健康・医療・介護の質の向上に寄与するサービスを提供することを目的として、審査業務の効率化を行い、新たな付加価値を創出する「頭脳集団」に生まれ変わること、これらの機能強化を通じて、保健医療分野における国民の健康確保と保健医療等の質の向上、ひいては国民のQOL改善を推進していくことができるよう検討を続けていきます。

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