平成31年4月社会保険診療報酬支払基金入所式を開催

支払基金は4月1日、支払基金研修センターにおいて新規採用職員の入所式を行いました。

はじめに、112名の名前が読み上げられた後、神田裕二理事長から辞令を交付しました。


入所式


辞令交付

引き続き神田理事長から次のとおりあいさつがありました。


神田理事長あいさつ

支払基金は昨年9月に設立70周年を迎えました。最も重要な仕事は診療報酬の「適正な審査」と「迅速な支払」でありますが、それだけではなく、国民の共同連帯の理念に基づく財政調整の役割を担っています。まさに、国民皆保険を支えているということです。

支払基金は今、改革に取り組んでいます。改革というと極めてまれなことのように思われるかもしれませんが、支払基金にとって決して初めてのことではありません。
支払基金は保険者からいただく審査支払手数料によって組織を運営していますので、保険財政のひっ迫による患者負担増や保険料の引き上げなど、国民や保険者に痛みを伴う制度改正が行われるたびに厳しい批判に晒されてきました。また、行政改革や規制改革会議の議論の中でも、大変厳しい意見をいただいてきました。
しかし、先人達はその批判を成長の糧として、レセプトを電子化・オンライン化し、コンピュータチェックを行い、業務の効率化と審査の充実を図ることで、こういった危機を乗り切ってきたのです。
今回の改革も後ろ向きに捉えるのではなく、これを「チャンス」と前向きに捉えて、皆さまとともに改革に取り組んでいきたいと考えています。

職員の行動指針には「職務の専門性を自覚し、自らの能力の向上に努めます」とあります。今後はレセプトの審査だけではなくて、医療機関や薬局に対して適正なレセプト請求を支援するということも支払基金の業務理念になってきますし、診療報酬のことだけではなくて、医療政策といった幅広い知識やデータヘルスをはじめとするIT・AIといった知識も求められるであろうと思います。
その意味で、関連する広い分野について関心を持って、自ら研鑽に励んでいただきたいと思っています

私自身、自分に向いていない仕事や全く初めての仕事に遭遇した時がありましたが、そのときに「相田みつを」氏のこの言葉を胸に頑張ってきました。
「なんでもいいからさ 本気でやってごらん ほんきでやればたのしいから 本気でやればつかれないから つかれても つかれがさわやかだから」
多くの時間を仕事に費やすのですから、楽しみながらやらなければ身につきませんし、生活自体も楽しくないのではないかと思います。

本日、新しい元号は「令和」と発表されました。
この元号について安倍総理から「厳しい寒さの後に春の訪れを告げ、見事に咲き誇る梅の花のように、一人ひとりの日本人が、明日への希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせることができるよう、そうした日本でありたい」との願いを込めたという談話がありました。
今は厳しい改革に取り組んでいますが、必ずやこの改革を乗り越えて、一人ひとりの職員が能力を発揮し、花を咲かすことができるような組織になるよう、支払基金にとっての「令和」という時代を皆さんとともに切り拓いていきたいと思っています。フレッシュな感覚とバイタリティを心から期待しています。


決意表明

最後に、新規採用職員の代表者より「諸先輩方のご指導を仰ぎながら、これまで諸先輩方が築いて来られた歴史と伝統に恥じぬよう、また、自分らしさを忘れない志を持って、業務に精励していくことをここに誓います。」との決意表明が行われました。

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