疑問3 【審査事務における看護師の活用に関する比較】韓国の健康保険審査評価院では、審査職員の大半が看護師となっている。日本の支払基金でも、審査事務に従事する職員として看護師を活用すべきでないか。

最終更新日:2016年4月1日

1 韓国における看護師の就業実態

 韓国では、看護師としての就業者の中には、臨床の現場で勤務する者のほか、医療機関の診療報酬請求事務に従事する者も、少なくありません。
 このような看護師の就業実態を背景として、健康保険審査評価院では、審査職員の採用資格が医師、薬剤師、看護師等の免許を受けた者に限定されるとともに、審査職員の大半が看護師となっているのではないか、と考えています。

2 日本における看護師の就業実態

 これに対し、日本では、看護師としての就業者のほとんどは、臨床の現場で勤務しています。
 このような看護師の就業実態を前提とすると、支払基金で審査事務に従事する職員の大半を看護師とすることは、困難でないか、と考えています。
 いずれにせよ、支払基金は、平成21年度以降に採用される職員の応募資格について、大学卒業者と別枠で、薬剤師、看護師又は歯科衛生士の免許を有する者を対象としています。

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