オンラインによる請求への移行のご案内ー電子媒体で請求されている保険医療機関及び保険薬局の皆さまへー

最終更新日:2023年12月23日

 支払基金及び国保連合会では、レセプトの電子媒体による請求をされている保険医療機関及び保険薬局(以下「保険医療機関等」という。)の皆さまの更なる事務の効率化・負担軽減につながるよう、オンライン請求への移行について、御理解、御協力をお願いしています。

1 オンラインによる請求の状況

 保険医療機関等からの支払基金及び国保連合会へのレセプト請求は、原則、電子レセプトにより行われており、令和5年3月処理における支払基金への請求の状況は、以下のとおりです。

点数表別レセプト請求状況(機関数(%))(令和5年3月処理(支払基金))
点数表 電子レセプト 紙媒体
オンライン 電子媒体
医科

74,524(78.9%)

17,158(18.2%)

2,719(2.9%)

歯科

22,647(33.5%)

39,638(58.6%)

5,335(7.9%)

調剤

59,295(98.2%)

486( 0.8%)

573(0.9%)

2 オンラインによる請求のメリット

メリット1 受付時間の延長

 毎月休日を含めて、5日から7日は8時から21時まで、8日から10日は8時から24時まで、請求が可能です。

メリット2 ASPサービス

 事務的な記録誤り等により返戻となるエラーをチェックできます。
 また、当月のうち(12日まで)にエラーを訂正し再提出することができます。

メリット3 振込額明細データ等

 原則、請求月の翌月15日以降から3か月間、振込額決定(支払基金のみ)、再審査(支払基金のみ)、増減点連絡書、返戻内訳及び資格確認結果の情報をデータでダウンロードすることができます。
 また、各種情報をデータで管理することができます。

メリット4 セキュリティの強化

 暗号化通信を行う上に安全性が確保されたネットワーク回線を使用するため、従来の請求における搬送時の破損や紛失の問題がなくなります。

メリット5 電子レセプトとしての一元管理

 電子レセプトの返戻は、オンラインで受け取ることができるため、返戻再請求レセプトも電子レセプトとして一元的な管理が可能となります。

3 オンラインによる請求の開始手続き

(1)機器関係

 オンライン請求用のパソコンをご用意ください。
 レセコンで使用しているパソコンも、利用者の責任において兼用することが可能ですが、普段インターネットを閲覧しているパソコンは、悪意を持った攻撃的なソフトウェア等によるデータの滅失、漏洩等の危険にさらされている状態と言えますので、オンライン請求用のパソコンを別に準備することを推奨します。
 また、ネットワーク回線接続に係る初期費用として約28,000円、ネットワーク月額利用料として毎月約6,000円が必要となります。
 なお、オンライン請求を開始するに当たっての利用者負担額(見込)は、新規ウインドウで開きます。支払基金ホームページをご覧ください。

(2)セキュリティ関係

 ア 安全対策の規定の策定
    厚生労働省のガイドラインに沿った、オンライン請求システムに係る安全対策の規定の策定が必要です。
 イ 電子証明書の取得
    審査支払機関の専用認証局が発行する電子証明書(有効期限3年3か月)を取得してください。
    なお、電子証明書発行料(更新料)として1,500円が必要となります。

(3)届出書類の提出

 オンライン請求を開始するために必要な届出書類を支払基金及び国保連合会に提出してください。

  • 電子情報処理組織の使用による費用の請求に関する届出

 オンラインによる請求を開始する際に、支払基金及び国保連合会に提出する様式です。

  • 電子証明書(発行・失効)依頼書

 オンライン請求時に使用する電子証明書の発行(又は失効)を依頼する際に、支払基金のみに提出する様式です。

オンライン請求の詳細については、
「支払基金ホームページ」
トップページ→診療報酬の請求支払→オンライン請求→保険医療機関・保険薬局に係るオンライン請求に掲載しています。
詳しくは、所在する都道府県の支払基金支部へお問い合わせ下さい。

保険医療機関・薬局におけるオンライン請求等に係る関係通知等/リーフレット・周知資料等/経過措置に係る届出/問合せ等

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