最終更新日:2019年9月30日
《令和元年9月30日新規》
局所麻酔剤(121)
レボブピバカイン塩酸塩【注射薬】
ポプスカイン0.25%注シリンジ25mg/10ml
ポプスカイン0.25%注バッグ250mg/100ml
ポプスカイン0.25%注25mg/10ml
ポプスカイン0.5%注シリンジ50mg/10ml
ポプスカイン0.5%注50mg/10ml
ポプスカイン0.25%注シリンジ25mg/10ml:術後鎮痛、伝達麻酔
ポプスカイン0.25%注バッグ250mg/100ml:術後鎮痛
ポプスカイン0.25%注25mg/10ml:術後鎮痛、伝達麻酔
ポプスカイン0.5%注シリンジ50mg/10ml:伝達麻酔
ポプスカイン0.5%注50mg/10ml:伝達麻酔
(ポプスカイン0.25%注シリンジ25mg/10mLから抜粋)
術後鎮痛には、手術終了時に、通常、成人に6mL/時(レボブピバカインとして15㎎/時)を硬膜外腔に持続投与する。
なお、期待する痛覚遮断域、手術部位、年齢、身長、体重、全身状態等により4~8mL/時の範囲で適宜増減する。
伝達麻酔には、通常、成人に1回40mL(レボブピバカインとして100㎎)までを目標の神経あるいは神経叢近傍に投与する。複数の神経ブロックを必要とする場合でも、総量として60mL(レボブピバカインとして150㎎)を超えないこと。
なお、期待する痛覚遮断域、手術部位、年齢、身長、体重、全身状態等により適宜減量する。
局所麻酔作用
原則として、「レボブピバカイン塩酸塩【注射薬】(0.25%製剤、0.5%製剤)」を「硬膜外麻酔」を目的に使用した場合、当該使用事例を審査上認める。
薬理作用が同様であり、妥当と推定される。
(1) 当該使用例の用法・用量
ア 0.25%製剤
通常、成人に1回20mL(レボブピバカインとして50mg)を硬膜外腔に投与する。
なお、期待する痛覚遮断域、手術部位、年齢、身長、体重、全身状態等により適宜減量する。
小児(6か月以上)においては0.125~0.25%レボブピバカイン1mL/kg(最大1.5mL/kg)を投与
する。ただし、レボブピバカイン0.4mg/kg/hr(0.125%レボブピバカイン0.32mL/kg/hr、0.25%
レボブピバカイン0.16ml/kg/hr)を超えない範囲で投与する。小児(6か月未満)では0.25mg/kg/hr
を超えないこと。
イ 0.5%製剤
通常、成人に1回20mL(レボブピバカインとして100mg)を硬膜外腔に投与する。
なお、期待する痛覚遮断域、手術部位、年齢、身長、体重、全身状態等により適宜減量する。
(2) ショックあるいは中毒症状を避けるために、患者のバイタルサイン(血圧、心拍数、呼吸数等)及び
全身状態の観察を十分に行い、できるだけ必要最少量にとどめること。1歳未満児には、36~48時間以上
の連続投与は奨められない。0.3%以上のものを使用すると運動麻痺が増強する可能性がある。