最終更新日:2016年4月1日
《平成19年9月21日新規》
ビタミンB1(312)
チアミン塩化物塩酸塩(塩酸チアミン)【内服薬・注射薬】
チアミン硝化物(硝酸チアミン)【内服薬】
① ビタミンB1欠乏症の予防及び治療
② ビタミンB1の需要が増大し食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、甲状腺機能亢進症、妊産婦、授乳婦、激しい肉体労働時等)
③ ウェルニッケ脳炎
④ 脚気衝心
⑤ 次の疾患のうち、ビタミンB1の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合:神経痛、筋肉痛、関節痛、末梢神経炎・末梢神経麻痺、心筋代謝障害(なお、⑤の効能・効果に対して、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない)
補酵素作用
原則として、「チアミン塩化物塩酸塩、チアミン硝化物」を「ビタミンB1依存性楓糖尿症、ピルビン酸脱水素酵素異常症」に対し処方した場合、当該使用事例を審査上認める。
ビタミンB1依存性楓糖尿症、ピルビン酸脱水素酵素異常症は、ビタミンB1依存性の代謝障害である。
確定診断された症例に対して使用されるべきものであること。