最終更新日:2016年4月1日
《平成19年9月21日新規》
ビタミンB2(313)
リボフラビン【内服薬】、リボフラビンリン酸エステルナトリウム(リン酸リボフラビンナトリウム)【注射薬】
① ビタミンB2欠乏症の予防及び治療
② ビタミンB2の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、妊産婦、授乳婦、激しい肉体労働時等)
③ 次の疾患のうち、ビタミンB2の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合:(1)口角炎、(2)口唇炎、舌炎、肛門周囲及び陰部びらん、(3)急・慢性湿疹、脂漏性湿疹、(4)ペラグラ、(5)尋常性痤瘡、酒さ、(6)日光皮膚炎、(7))結膜炎、(8)びまん性表層角膜炎(なお、③の適応に対して、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない)
補酵素作用
原則として、「リボフラビン」を「ビタミンB2依存性マルチプルアシルCoA脱水素酵素異常症」に対し処方した場合、当該使用事例を審査上認める。
ビタミンB2依存性マルチプルアシルCoA脱水素酵素異常症は、ビタミンB2依存性の代謝障害である。
確定診断された症例に対して使用されるべきものであること。