393 イオヘキソール(小児外科1)

最終更新日:2024年9月30日

 《令和6年9月30日新規》

標榜薬効(薬効コード)

 X線造影剤(721)

成分名

 イオヘキソール【注射薬】

主な製品名

 オムニパーク240注10mL、
 オムニパーク300注10mL、同20mL、同50mL、同100mL
 オムニパーク350注20mL、同50mL、同100mL
 オムニパーク240注シリンジ100mL
 オムニパーク300注シリンジ50mL、同80mL、同100mL、同110mL、同125mL、同150mL
 オムニパーク350注シリンジ45mL、同70mL、同100mL、他後発品あり

承認されている効能・効果

(1) オムニパーク240注10mL
    コンピューター断層撮影による脳槽造影、コンピューター断層撮影による脊髄造影、頸部脊髄撮影、
   胸部脊髄撮影、腰部脊髄撮影

(2) オムニパーク300注10mL
    コンピューター断層撮影による脊髄造影、頸部脊髄撮影

(3) オムニパーク300注20mL、同50mL、同100mL
    オムニパーク300注シリンジ50mL、同80mL、同100mL、同110mL、同125mL、同150mL
    脳血管撮影、選択的血管撮影、四肢血管撮影、ディジタルX線撮影法による動脈性血管撮影、
   ディジタルX線撮影法による静脈性血管撮影、コンピューター断層撮影における造影、静脈性尿路撮影

(4) オムニパーク350注20mL、同50mL、同100mL
    オムニパーク350注シリンジ45mL、同70mL、同100mL
    血管心臓撮影(肺動脈撮影を含む)、大動脈撮影、選択的血管撮影、四肢血管撮影、
   ディジタルX線撮影法による静脈性血管撮影、コンピューター断層撮影における造影、静脈性尿路撮影、
   小児血管心臓撮影(肺動脈撮影を含む)

(5) オムニパーク240注シリンジ100mL
    四肢血管撮影、コンピューター断層撮影における造影、静脈性尿路撮影
  

承認されている用法・用量

(1) オムニパーク240注10mL、オムニパーク300注10mL

    通常成人1回、撮影の種類、穿刺部位に応じて下記の量を使用する。

    なお、年齢、体重、撮影部位の大きさにより適宜増減する。

(2) オムニパーク300注20mL、同50mL、同100mL、オムニパーク350注20mL、同50mL、同100mL
    通常成人1回、下記の量を使用する。
    なお、年齢、体重、症状、目的により適宜増減する。

   小児血管心臓撮影の場合には、通常1回、下記の量を使用する。
   なお、年齢、体重、症状、目的により適宜増減する。

(3) オムニパーク240注シリンジ100mL、オムニパーク300注シリンジ50mL、同80mL、同100mL、

    同110mL、同125mL、同150mL、オムニパーク350注シリンジ45mL、同70mL、同100mL

    通常、成人1回、下記の量を使用する。

    なお、年齢、体重、症状、目的により適宜増減する。

   小児血管心臓撮影の場合には、通常1回、下記の量を使用する。
   なお、年齢、体重、症状、目的により適宜増減する。

薬理作用

 イオヘキソールを主成分とする非イオン性低浸透圧ヨード造影剤

使用例

 原則として、「イオヘキソール【注射薬】」を「以下の場合における消化管造影:狭窄の疑いのあるとき、穿孔の恐れのあるとき(消化器潰瘍、憩室)、その他外科手術を要する急性症状時、胃及び腸切除後(穿孔の危険、縫合不全)、胃・腸瘻孔の造影」に対して使用した場合、当該使用事例を審査上認める。

使用例において審査上認める根拠

 薬理作用が同様であり、妥当と推定される。

留意事項

(1) 当該使用例は、15歳までの小児の患者に認める。

(2) 当該使用例の用法・用量

    通常、小児に下記の用量を1回量とし、経口又は注腸投与する。

     3か月未満:5~30mL

     3か月~3歳:60mLまで

     4歳~10歳:80mLまで

     10歳以上:100mLまで

お問い合わせ

審査統括部 内科審査課、外科・混合審査課

〒105-0004 東京都港区新橋二丁目1番3号

電話:03-3591-7441