49 アドレナリン①(循環器科2)

最終更新日:2016年4月1日

 《平成19年9月21日新規》
 《平成26年9月22日更新》

標榜薬効(薬効コード)

 副腎髄質ホルモン(245)

成分名

 アドレナリン【注射薬】

主な製品

 ボスミン注

承認されている効能・効果

① 次の疾患に基づく気管支痙攣の緩解:気管支喘息、百日咳
② 各種疾患もしくは状態に伴う急性低血圧又はショック時の補助治療
③ 局所麻酔薬の作用延長
④ 手術時の局所出血の予防と治療
⑤ 心停止の補助治療
 (※蘇生など緊急時の用法・用量は、通常成人0.25mgを超えない量を生理食塩液などで希釈し、できるだけゆっくりと静注する。なお、必要があれば5~15分ごとにくりかえす。)
⑥ 虹彩毛様体炎時における虹彩癒着の防止

薬理作用

 交感神経興奮作用

使用例

 原則として、「アドレナリン」を心停止時の心拍再開のため、1回1mg静注(反復投与)した場合、審査上認める。

使用例において審査上認める根拠

 薬理作用が同様と推定される。

留意事項

 救急蘇生法の指針(日本版救急蘇生ガイドライン)において心停止時のアドレナリン静脈投与は、1回1mg3~5分間隔で追加投与するとされている。

お問い合わせ

審査統括部 内科審査課、外科・混合審査課

〒105-0004 東京都港区新橋二丁目1番3号

電話:03-3591-7441