351 メドロキシプロゲステロン酢酸エステル②(産科婦人科1)

最終更新日:2021年9月27日

《令和3年9月27日新規》

標榜薬効(薬効コード)

 卵胞ホルモン及び黄体ホルモン剤(247)

成分名

 メドロキシプロゲステロン酢酸エステル【内服薬】

主な製品名

 ヒスロンH錠200mg、他後発品あり

承認されている効能・効果

 乳癌
 子宮体癌(内膜癌)

承認されている用法・用量

 乳癌には、メドロキシプロゲステロン酢酸エステルとして通常成人1日600~1200mgを3回に分けて経口投与する。
 子宮体癌(内膜癌)には、メドロキシプロゲステロン酢酸エステルとして通常成人1日400~600mgを2~3回に分けて経口投与する。
 なお、症状により適宜増減する。

薬理作用

 抗エストロゲン作用及び副腎・性腺系への抑制作用等による抗腫瘍作用

使用例

 原則として、「メドロキシプロゲステロン酢酸エステル【内服薬】」を「子宮内膜間質肉腫(ただし、低異型度子宮内膜間質肉腫に限る。)」に対して処方した場合、当該使用事例を審査上認める。

使用例において審査上認める根拠

 薬理作用が同様と推定される。

留意事項

(1)当該使用例の用法・用量
 子宮体癌(内膜癌)に準じて、メドロキシプロゲステロン酢酸エステルとして通常成人1日400~600mgを
 2~3回に分けて経口投与する。
(2)副作用として、血栓症に注意する。

お問い合わせ

審査統括部 内科審査課、外科・混合審査課、歯科審査課

〒105-0004 東京都港区新橋二丁目1番3号

電話:03-3591-7441