371 メトトレキサート③(小児64)

最終更新日:2022年9月26日

《令和4年9月26日新規》

標榜薬効(薬効コード)

他に分類されない代謝性医薬品(399)

成分名

メトトレキサート【内服薬】

主な製品名

リウマトレックスカプセル2㎎、ほか後発品あり

承認されている効能・効果

 関節リウマチ、局所療法で効果不十分な尋常性乾癬、関節症性乾癬、膿疱性乾癬、乾癬性紅皮症、関節症状を伴う若年性特発性関節炎

承認されている用法・用量

<関節リウマチ、局所療法で効果不十分な尋常性乾癬、関節症性乾癬、膿疱性乾癬又は乾癬性紅皮症>
 通常、1週間単位の投与量をメトトレキサートとして6mgとし、1週間単位の投与量を1回又は2〜3回に分割して経口投与する。分割して投与する場合、初日から2日目にかけて12時間間隔で投与する。1回又は2回分割投与の場合は残りの6日間、3回分割投与の場合は残りの5日間は休薬する。これを1週間ごとに繰り返す。
 なお、患者の年齢、症状、忍容性及び本剤に対する反応等に応じて適宜増減するが、1週間単位の投与量として16mgを超えないようにする。
<関節症状を伴う若年性特発性関節炎>
 通常、1週間単位の投与量をメトトレキサートとして4〜10mg/㎡とし、1週間単位の投与量を1回又は2〜3回に分割して経口投与する。分割して投与する場合、初日から2日目にかけて12時間間隔で投与する。1回又は2回分割投与の場合は残りの6日間、3回分割投与の場合は残りの5日間は休薬する。これを1週間ごとに繰り返す。
 なお、患者の年齢、症状、忍容性及び本剤に対する反応等に応じて適宜増減する。

薬理作用

免疫担当細胞への細胞増殖抑制作用等に基づく免疫抑制作用及び抗炎症作用等

使用例

  原則として、「メトトレキサート【内服薬】」を「若年性皮膚筋炎」に対して処方した場合、当該使用事例を審査上認める。

使用例において審査上認める根拠

薬理作用が同様であり、妥当と推定される。

留意事項

(1)当該使用例の用法・用量
  成人:通常、1週間単位の投与量をメトトレキサートとして6mgとし、1週間単位の投与量を1回又は2〜3回
     に分割して経口投与する。分割して投与する場合、初日から2日目にかけて12時間間隔で投与する。
     1回又は2回分割投与の場合は残りの6日間、3回分割投与の場合は残りの5日間は休薬する。これを
     1週間ごとに繰り返す。なお、患者の年齢、症状、忍容性及び本剤に対する反応等に応じて適宜増減
     するが、1週間単位の投与量として16mgを超えないようにする。
  小児:通常、1週間単位の投与量をメトトレキサートとして4〜10mg/㎡とし、1週間単位の投与量を1回又
     は2〜3回に分割して経口投与する。分割して投与する場合、初日から2日目にかけて12時間間隔で
     投与する。1回又は2回分割投与の場合は残りの6日間、3回分割投与の場合は残りの5日間は休薬
     する。これを1週間ごとに繰り返す。なお、患者の年齢、症状、忍容性及び本剤に対する反応等に
     応じて適宜増減する。
(2)副作用に間質性肺炎・肺線維症があるため、間質性肺炎合併例には本剤の適用は慎重に検討する。

その他参考資料

(1)多発性筋炎・皮膚筋炎診療ガイドライン(2020暫定版)
(2)若年性皮膚筋炎(JDM)診療の手引き

お問い合わせ

審査統括部 内科審査課、外科・混合審査課

〒105-0004 東京都港区新橋二丁目1番3号

電話:03-3591-7441