最終更新日:2025年9月29日
《令和7年9月29日新規》
痛風治療剤(394)
コルヒチン【内服薬】
コルヒチン錠0.5mg「タカタ」
・ 痛風発作の緩解及び予防
・ 家族性地中海熱
〈痛風発作の緩解及び予防〉
通常、成人にはコルヒチンとして1日3〜4mgを6〜8回に分割経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
発病予防には通常、成人にはコルヒチンとして1日0.5〜1mg、発作予感時には1回0.5mgを経口投与する。
〈家族性地中海熱〉
通常、成人にはコルヒチンとして1日0.5mgを1回又は2回に分けて経口投与する。
なお、患者の状態により適宜増減するが、1日最大投与量は1.5mgまでとする。
通常、小児にはコルヒチンとして1日0.01〜0.02mg/kgを1回又は2回に分けて経口投与する。
なお、患者の状態により適宜増減するが、1日最大投与量は0.03mg/kgまでとし、かつ成人の1日最大投与量を超えないこととする。
顆粒球の遊走阻害、代謝活性及び食活性の減少
原則として、「コルヒチン【内服薬】」を「心膜炎」に対して使用した場合、当該使用事例を審査上認める。
薬理作用が同様であり、妥当と推定される。
(1) 当該使用例の用法・用量
通常、体重70㎏未満の成人にはコルヒチンとして0.5㎎を1日1回経口投与する。体重70㎏以上の成人の場合は、コルヒチンとして0.5㎎を1日2回経口投与する。
(2) 高齢者
使用上の注意において、「用量並びに投与間隔に留意するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。」と記載があることに留意して使用されるべきであること。
(3) 腎機能障害患者及び肝機能障害患者
使用上の注意において、「投与する場合には、ごく少量から開始すること。本剤の血漿中濃度が上昇し、早期に重篤な副作用があらわれるおそれがある。」と記載があることに留意して使用されるべきであること。
(4) 当該使用例の投与期間
再発性心膜炎においては、投与期間は概ね6か月とされていることから、対象となる傷病名を適切に記載すること。
2015 ESC guidelines for the diagnosis and management of pericardial diseases (心膜疾患の診断と治療についてのガイドライン、欧州心臓病学会2015年版)