《令和7年2月26日新規》
代謝拮抗剤(422)
ペメトレキセドナトリウム水和物、
ペメトレキセドナトリウムヘミペンタ水和物【注射薬】
アリムタ注射用100mg、同500mg、他後発品あり
・ 悪性胸膜中皮腫
・ 切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌
・ 扁平上皮癌を除く非小細胞肺癌における術前補助療法
〈悪性胸膜中皮腫〉
シスプラチンとの併用において、通常、成人にはペメトレキセドとして、1日1回500mg/㎡(体表面積)
を10分間かけて点滴静注し、少なくとも20日間休薬する。これを1コースとし、投与を繰り返す。なお、患
者の状態により適宜減量する。
〈切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌〉
通常、成人にはペメトレキセドとして、1日1回500mg/㎡(体表面積)を10分間かけて点滴静注し、少な
くとも20日間休薬する。これを1コースとし、投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。
〈扁平上皮癌を除く非小細胞肺癌における術前補助療法〉
他の抗悪性腫瘍剤との併用において、通常、成人にはペメトレキセドとして、1日1回500mg/㎡(体表面
積)を10分間かけて点滴静注し、少なくとも20日間休薬する。これを1コースとし、最大4コース投与を繰り
返す。なお、患者の状態により適宜減量する。
DNA合成阻害作用
原則として、「ペメトレキセドナトリウム水和物【注射薬】」、「ペメトレキセドナトリウムヘミペンタ水和物【注射薬】」を「非扁平上皮非小細胞肺癌(病理病期Ⅱ-Ⅲ期)における術後補助療法」に対して使用した場合、当該使用事例を審査上認める。
薬理作用が同様であり、妥当と推定される。
当該使用例の用法・用量
通常、成人にはペメトレキセドとして、1日1回500mg/㎡(体表面積)を10分間かけて点滴静注し、少なくとも20日間休薬する。これを1コースとし、投与を繰り返す。
なお、患者の状態により適宜減量する。
(1) 肺癌診療ガイドライン 悪性胸膜中皮腫・胸腺腫瘍含む 2023年版
(2) NCCN Guidelines Ver 8.2024