399 ペメトレキセドナトリウム水和物、 ペメトレキセドナトリウムヘミペンタ水和物(肺癌2)

 《令和7年2月26日新規》

標榜薬効(薬効コード)

 代謝拮抗剤(422)

成分名

 ペメトレキセドナトリウム水和物、
 ペメトレキセドナトリウムヘミペンタ水和物【注射薬】

主な製品名

 アリムタ注射用100mg、同500mg、他後発品あり

承認されている効能・効果

 ・ 悪性胸膜中皮腫
 ・ 切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌
 ・ 扁平上皮癌を除く非小細胞肺癌における術前補助療法

承認されている用法・用量

〈悪性胸膜中皮腫〉

  シスプラチンとの併用において、通常、成人にはペメトレキセドとして、1日1回500mg/㎡(体表面積)

 を10分間かけて点滴静注し、少なくとも20日間休薬する。これを1コースとし、投与を繰り返す。なお、患

 者の状態により適宜減量する。

〈切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌〉

  通常、成人にはペメトレキセドとして、1日1回500mg/㎡(体表面積)を10分間かけて点滴静注し、少な

 くとも20日間休薬する。これを1コースとし、投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。

〈扁平上皮癌を除く非小細胞肺癌における術前補助療法〉

  他の抗悪性腫瘍剤との併用において、通常、成人にはペメトレキセドとして、1日1回500mg/㎡(体表面

 積)を10分間かけて点滴静注し、少なくとも20日間休薬する。これを1コースとし、最大4コース投与を繰り

 返す。なお、患者の状態により適宜減量する。

薬理作用

 DNA合成阻害作用

使用例

 原則として、「ペメトレキセドナトリウム水和物【注射薬】」、「ペメトレキセドナトリウムヘミペンタ水和物【注射薬】」を「非扁平上皮非小細胞肺癌(病理病期Ⅱ-Ⅲ期)における術後補助療法」に対して使用した場合、当該使用事例を審査上認める。

使用例において審査上認める根拠

 薬理作用が同様であり、妥当と推定される。

留意事項

 当該使用例の用法・用量
 通常、成人にはペメトレキセドとして、1日1回500mg/㎡(体表面積)を10分間かけて点滴静注し、少なくとも20日間休薬する。これを1コースとし、投与を繰り返す。
 なお、患者の状態により適宜減量する。

その他参考資料等

 (1) 肺癌診療ガイドライン 悪性胸膜中皮腫・胸腺腫瘍含む 2023年版
 (2) NCCN Guidelines Ver 8.2024

お問い合わせ

審査統括部 内科審査課、外科・混合審査課

〒105-0004 東京都港区新橋二丁目1番3号

電話:03-3591-7441