最終更新日:2016年4月1日
《平成24年9月24日新規》
《平成26年9月22日更新》
血圧降下剤(214)
カルベジロール【内服薬】
アーチスト錠、他後発品あり
① 本態性高血圧症(軽症~中等症)
② 腎実質性高血圧症
③ 狭心症
④ 次の状態で、アンジオテンシン変換酵素阻害薬、利尿薬、ジギタリス製剤等の基礎治療を受けている患者
虚血性心疾患又は拡張型心筋症に基づく慢性心不全
β受容体遮断作用、α1受容体遮断作用
原則として、「カルベジロール【内服薬】」を「アンジオテンシン変換酵素阻害薬、利尿薬、ジギタリス製剤等の基礎治療を受けている小児の虚血性心疾患又は拡張型心筋症に基づく慢性心不全」に対して「0.05mg/kg/日(最大6.25mg/日)を1日2回に分けて処方開始し、2週間ごとに徐々に増量し、0.35~0.4mg/kg/日を1日2回に分けて維持。本剤に対する反応性により維持量を増減。」し処方した場合、当該使用事例を審査上認める。
薬理作用が同様であり、妥当と推定される。
使用上の注意において、「小児等に対する安全性及び有効性は確立していない。(低出生体重児、新生児には使用経験がない。乳児、幼児及び小児には使用経験が少ない。)重症心不全を有する幼児及び小児において、本剤の投与により重篤な低血糖症状があらわれ、死亡に至った例も報告されている。」と記載があることに留意して使用されるべきであること。
慢性心不全治療のガイドライン(2010年版)(日本循環器学会、日本小児循環器学会ほか)