最終更新日:2016年9月26日
《平成28年9月26日新規》
利尿剤(213)
アセタゾラミドナトリウム【注射薬】
ダイアモックス注射用500mg
緑内障、てんかん(他の抗てんかん薬で効果不十分な場合に付加)、肺気腫における呼吸性アシドーシスの改善、メニエル病及びメニエル症候群
1 緑内障
アセタゾラミドとして、通常成人1日250mg~1gを分割して静脈内又は筋肉内注射する。
2 てんかん(他の抗てんかん薬で効果不十分な場合に付加)
アセタゾラミドとして、通常成人1日250~750mgを分割して静脈内又は筋肉内注射する。
3 肺気腫における呼吸性アシドーシスの改善
アセタゾラミドとして、通常成人1日1回250~500mgを静脈内又は筋肉内注射する。
4 メニエル病及びメニエル症候群
アセタゾラミドとして、通常成人1日1回250~750mgを静脈内又は筋肉内注射する。
なお、いずれの場合も、年齢、症状により適宜増減する。
炭酸脱水酵素抑制作用
原則として、「アセタゾラミドナトリウム【注射薬】」を「脳梗塞、もやもや病等の閉塞性脳血管障害」における「脳循環予備能(安静時及び負荷時の脳血流量の増加)の検査(SPECT又は非放射性キセノン脳血流動態検査)」を目的に、静脈内に「500~1,000mg又は15~17mg/kg」を処方した場合、当該使用事例を審査上認める。
薬理作用が同様であり、妥当と推定される。
日本脳卒中学会、日本脳神経外科学会、日本神経学会、日本核医学会の4学会が、4学会合同アセタゾラミド適正使用指針作成委員会を組織し、2015年4月にアセタゾラミド(ダイアモックス注射用)適正使用指針を作成し、「検査を必要な症例に限ること、検査について同意書を取得すること、検査実施時の安全管理と必要な措置について習熟すること」などが周知されていることに留意して使用されるべきであること。