是非、オンライン請求への早期移行をお願いします!
最終更新日:2023年7月21日
光ディスク等による請求を実施されている保険医療機関及び保険薬局の皆さまへご案内です
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支払基金本部に設置しておりますコールセンターからオンライン資格確認の導入勧奨に併せて、オンライン請求への移行についてもご案内させていただいております
1.国が示すオンライン請求の割合を100%に近づけていくための取組
「オンライン請求の割合を100%に近づけていくためのロードマップ」に基づき、オンライン請求への早期移行についてご案内いたします
ロードマップの概要として、
☑令和5年3月23日第164回社会保障審議会(医療保険部会)において、レセプトのオンライン請求の割合
を100%に近づけていくためのロードマップ案が了承されました。
これにより、オンライン資格確認を導入済みの全ての医療機関・薬局が令和6年9月末までにオンライン請求
に移行することを目指すこととされております。(医療機関・薬局の光ディスク等による請求は約27%、紙レ
セプトによる請求(電子請求の免除対象)は約3.5%)
☑このうち、光ディスク等請求の医療機関・薬局については、令和5年4月から原則オンライン資格確認の義務
化対象となっており、オンライン請求も可能な回線が敷設されることから、原則、令和6年4月からオンライ
ン請求へ移行しなければならないこととされております。
また、令和6年4月から9月までは経過措置期間を設けつつ、令和6年10月以降も光ディスク等請求を続け
る場合にはオンライン請求への移行計画等の提出が必要とされています。
☑なお、オンライン資格確認を導入した上で本来はオンライン請求を実施していないと算定できない 「医療情報
・システム基盤整備体制充実加算」について、オンライン請求を行っていない医療機関・薬局が令和5年12
月までにオンライン請求を開始する旨を地方厚生(支)局へ届け出ることにより当該加算を算定することがで
きるよう要件が緩和されています。令和5年12月までにオンライン請求を開始する旨を地方厚生(支)局へ届
出ることにより「医療情報・システム基盤整備体制充実加算」の算定が可能となる措置が講じられています。
➤ オンライン請求の割合を100%に近づけていくためのロードマップ
medical08_ref04.pdf (cao.go.jp)
2. オンライン資格確認の導入に併せてオンライン請求への移行のお願い
オンライン資格確認の導入と同時にオンライン請求を実施することにより手続き等の効率化も図られますので、この機会にオンライン請求への早期の移行をお願い申し上げます
- 同一端末でオンライン資格確認とオンライン請求を行う場合は1つの電子証明書で運用が可能
- オンライン請求の開始届出は「医療機関等向けポータルサイト」からラクラク申請
- 20日までに届出をご申請していただければ、翌々月(最短翌月)からオンライン請求が可能
- オンライン請求では毎月10日の24時まで電子レセプトの受付が可能
- 受付・事務点検ASPによるレセプトデータチェックでエラーとなったレセプトは12日まで修正可能
- 返戻再請求もオンラインで行うことで再請求に係る事務期間も確保でき作業も効率化
(毎月5日に返戻レセプトをダウンロード可能)
3.オンライン請求に関する届出
オンライン請求に関する全ての届出は下記のアドレスから提出できます
▮ 令和5年12月までにオンライン請求を開始される場合の「医療情報・システム基盤整備体制充実加算」の届出
医療情報・システム基盤整備体制充実加算のオンライン請求要件に係る特例措置について(厚生労働省)
▮ オンライン請求の届出
▮ オンライン資格確認用端末と別端末でオンライン請求を行う場合の電子証明書発行
https://www.iryohokenjyoho-portalsite.jp/post-21.html(医療機関等向けポータルサイト)
▮ 厚生労働省ホームページはこちら
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000190624_00001.html
保険医療機関・薬局におけるオンライン請求等に係る関係通知等/リーフレット・周知資料等/経過措置に係る届出/問合せ等
4.オンライン請求に関する全般照会
医療機関等所在の審査委員会事務局へのお問い合わせは下記のアドレスから検索いただけます
5.オンライン請求に当たりセキュリティに不安がある医療機関等へのご案内
支払基金におけるセキュリティ対策
平成19年のオンライン請求開始以来、電子レセプトの情報漏えいはありません
また、システム障害により受付締切日にデータが送信できないなど、医療機関等の皆様へ大変なご迷惑を
おかけいたしましたが、診療報酬の支払に遅延をきたすことなく対応しております。
対策は国が定める「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」に準じて実施しています
☑2段階認証
・電子証明書による認証でのなりすまし防止
・ユーザID・パスワードによる認証
☑システム監視等
・不正アクセスの監視
・送信及び受信ログの保管
☑ネットワーク環境
・TLS暗号化通信
・閉域IP網を利用したIP₋VPN接続
または、オープンなネットワークにおいてはIPSecとIKEを組合わせた接続
オンライン資格確認用のネットワーク通信回線があれば通信可能
<ネットワーク例図:IP-VPN又はIPsecとIKEを組合わせた回線接続>
一般的に「IP-VPN(Internet Protocol Virtual Private Network)」とは、
通信事業者の用意するルーター・IP通信網に接続し、その内部に仮想的なプライベートなネットワークを構築し離れた拠点間を接続します。
通信の暗号化や閉域IP通信網などを使って強固なセキュリティを確保できます。
一般的に「IPsec(Internet Protocol security)」とは、
インターネット上に暗号化した通信経路を構築し、機密性の高いデータ通信を可能にする技術。
また、「IKE(Internet Key Exchange)」とはインターネット標準の電子鍵の交換技術です。
この2つの技術を組み合わせることによりインターネット上で閉域IP網を利用したIP-VPN接続と同等のセキュリティを確保するというものです。
医療機関等におけるセキュリティ対策
オンライン請求システムを行っていただく際の院内でのセキュリティ対策の規程例を参考にしていただければと
思います
▮ オンライン資格確認等システム及びレセプトのオンライン請求システムに係る安全対策の規程例
onlinesys01_04.pdf (ssk.or.jp)
▮ レセプトのオンライン請求システムに係る安全対策の規程例
https://www.ssk.or.jp/seikyushiharai/online/online_02.files/onlinesys01_05.pdf
6. セキュリティに関するご照会先
より詳細なセキュリティ対策に関するご照会については、各医療機関等を担当されているシステムベンダーへ 直接ご確認願います