診療科別ワーキンググループにおける審査結果の不合理な差異の解消
最終更新日:2022年10月1日
全国審査委員長会議、ブロック別審査委員長会議の定款への位置づけ
審査委員長会議は、支払基金が全国組織として機能強化を図るため、また審査の質の向上や審査充実の方策を検討するために毎年開催しています。
また、ブロック別審査委員長会議については、支部間差異解消のため、全国の審査委員長等が情報を共有して協議を行う体制を確立することが極めて有効であることから、全国を6ブロックに分けて、審査委員会間の情報交換及び情報の共有の促進、審査委員間の協力体制について協議する場として、必要に応じて開催しています。
令和4年10月の審査事務集約においては、その目的のひとつが審査結果の不合理な差異の解消の充実であることから、全国審査委員長会議及びブロック別審査委員長会議の設置を社会保険診療報酬支払基金定款に位置づけました。
具体的には、審査に関する重要事項について、全国に関するものは、本部に置く全国審査委員長会議において、ブロック内のものは、中核事務センターに置くブロック別審査委員長会議で調査審議することを所掌として明確に位置付け、重要事項の例示として、審査の取扱いの調整(審査結果の不合理な差異の解消に向けた調整)を明記しました。
診療科別ワーキンググループの取組
14か所の審査事務センター・分室で審査事務を行う職員は、集約後の一定期間経過後には、一人が複数の都道府県のレセプト審査事務を担当します。
こうして職員が把握した都道府県間の審査結果の違いや保険者等から指摘された審査結果の不合理な差異について、検討・調整する場として、各都道府県の審査委員の代表からなる診療科別ワーキンググループを、中核審査事務センターに置くブロック別審査委員長会議の下に設置しました。
これらの診療科別ワーキンググループの検討予定の事例や検討結果については、他のブロックの診療科別ワーキンググループにも情報提供するなど、支払基金本部と各ブロックの中核審査事務センターが連携して取り組みます。
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社会保険診療報酬支払基金
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