連結情報の提供
最終更新日:2024年6月26日
支払基金の役割
支払基金は、「地域における医療及び介護の総合的な確保の促進に関する法律(平成元年法律第六十四号)」に基づき、連結情報照会者※1からの求めに応じて、オンライン資格確認等システムの基盤を活用し、個人単位化された被保険者番号等を利用して医療等情報の連結に必要な情報(連結情報)を提供する業務(連結情報提供業務)を行っています。
※1 地域における医療及び介護の総合的な確保の促進に関する法律第十二条第一項に規定されている、「高齢者の医療の確保に関する法律(昭和五十七年法律第八十号)第十七条の規定により厚生労働大臣から委託を受けて同法第十六条第一項に規定する医療保険等関連情報を収集する者」「介護保険法第百十八条の十の規定により厚生労働大臣から委託を受けて同法第百十八条の二第一項に規定する介護保険等関連情報を収集する者」「その他の保健医療等情報を収集する者」として厚生労働省令で定める者のことをいう。
連結情報提供の仕組み
これまでは、電子レセプトや特定健診等情報に記録されている被保険者番号等や生年月日、氏名などから、それだけでは意味のない文字列を生成し、IDとして活用していました。
しかしながら、転職等によって被保険者番号等が変わったり、結婚等により氏名が変わったりすると、IDとして使っていた情報が変わってしまうことから、レセプト情報等が連結できなくなってしまうという問題を抱えていました。
これからは、オンライン資格確認等システムに保持されている資格情報の履歴を活用し、オンライン資格確認等システムに保存されている一番古い被保険者番号等からIDとなる情報を生成することで、被保険者番号等や氏名が変わっても、レセプト情報等を連結できる仕組みを履歴照会・回答システムとして構築しました。
連結情報を活用してできること
連結情報を活用することで、NDBに蓄積されているレセプトデータを途切れずに時系列で連結することやNDBと介護DBなどの異なるデータベース間の連結精度を向上させることなどが可能となります。
履歴照会・回答システムは、今後のデータヘルス戦略におけるデータ分析に欠かせないシステムとして期待されています。
お問い合わせ
情報化企画部 企画課
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電話:03-3591-7441