301 ゲムシタビン塩酸塩①(泌尿器科7)
最終更新日:2016年4月1日
《平成27年2月23日新規》
標榜薬効(薬効コード)
代謝拮抗剤(422)
成分名
ゲムシタビン塩酸塩【注射薬】
主な製品名
ジェムザール、ゲムシタビン、他後発品あり
承認されている効能・効果
非小細胞肺癌、膵癌、胆道癌、尿路上皮癌、手術不能又は再発乳癌、がん化学療法後に増悪した卵巣癌、再発又は難治性の悪性リンパ腫
承認されている用法・用量
① 非小細胞肺癌、膵癌、胆道癌、尿路上皮癌、がん化学療法後に増悪した卵巣癌、再発又は難治性の悪性リンパ腫の場合
通常、成人にはゲムシタビンとして1回1000mg/㎡を30分かけて点滴静注し、週1回投与を3週連続し、4週目は休薬する。
これを1コースとして投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。
② 手術不能又は再発乳癌の場合
通常、成人にはゲムシタビンとして1回1250mg/㎡を30分かけて点滴静注し、週1回投与を2週連続し、3週目は休薬する。
これを1コースとして投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。
薬理作用
DNA合成阻害作用
使用例
原則として、「ゲムシタビン塩酸塩【注射薬】」を「転移を有する胚細胞腫・精巣がん」に対し二次化学療法として静脈内にオキサリプラチン又はパクリタキセルと併用投与した場合、当該使用事例を審査上認める。
使用例において審査上認める根拠
薬理作用が同様と推定される。
その他参考資料等
1 NCCNガイドライン 2012(National Complehensive Cancer Network)
2 精巣腫瘍診療ガイドライン 2009年版(日本泌尿器科学会)
お問い合わせ
審査統括部 内科審査課、外科・混合審査課
〒105-0004 東京都港区新橋二丁目1番3号
電話:03-3591-7441
