303 クラリスロマイシン(小児用)(歯科5)
最終更新日:2016年4月1日
《平成27年2月23日新規》
標榜薬効(薬効コード)
主としてグラム陽性菌、マイコプラズマに作用するもの(614)
成分名
クラリスロマイシン(小児用)【内服薬】
主な製品名
クラリシッド・ドライシロップ10%小児用100mg、クラリスドライシロップ10%小児用、クラリシッド錠50mg小児用、クラリス錠50小児用50mg、他後発品あり
承認されている効能・効果
① 一般感染症
〈適応菌種〉
本剤に感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス、インフルエンザ菌、レジオネラ属、百日咳菌、カンピロバクター属、クラミジア属、マイコプラズマ属
〈適応症〉
1.表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症
2.外傷・熱傷及び手術創等の二次感染
3.咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、慢性呼吸器病変の二次感染
4.感染性腸炎
5.中耳炎、副鼻腔炎
6.猩紅熱
7.百日咳
② 後天性免疫不全症候群(エイズ)に伴う播種性マイコバクテリウム・アビウムコンプレックス(MAC)症
〈適応菌種〉
本剤に感性のマイコバクテリウム・アビウムコンプレックス(MAC)
〈適応症〉
後天性免疫不全症候群(エイズ)に伴う播種性マイコバクテリウム・アビウムコンプレックス(MAC)症
承認されている用法・用量
①<錠>
通常、小児にはクラリスロマイシンとして1日体重1kgあたり10~15mg(力価)を2~3回に分けて経口投与する。
レジオネラ肺炎に対しては、1日体重1kgあたり15mg(力価)を2~3回に分けて経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
<ドライシロップ>
用時懸濁し、通常、小児にはクラリスロマイシンとして1日体重1kgあたり10~15mg(力価)を2~3回に分けて経口投与する。
レジオネラ肺炎に対しては、1日体重1kgあたり15mg(力価)を2~3回に分けて経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
②<錠>
通常、小児にはクラリスロマイシンとして1日体重1kgあたり15mg(力価)を2回に分けて経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
<ドライシロップ>
用時懸濁し、通常、小児にはクラリスロマイシンとして1日体重1kgあたり15mg(力価)を2回に分けて経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
薬理作用
細菌の70Sのリボゾームの50Sサブユニットと結合し、蛋白合成を阻害する。
使用例
原則として、「クラリスロマイシン(小児用)【内服薬】」を「歯周組織炎、顎炎」に対し処方した場合、当該使用事例を審査上認める。
使用例において審査上認める根拠
薬理作用が同様と推定される。
お問い合わせ
審査統括部 内科審査課、外科・混合審査課
〒105-0004 東京都港区新橋二丁目1番3号
電話:03-3591-7441
