309 アセタゾラミドナトリウム(脳神経外科)
最終更新日:2016年9月26日
《平成28年9月26日新規》
標榜薬効(薬効コード)
利尿剤(213)
成分名
アセタゾラミドナトリウム【注射薬】
主な製品名
ダイアモックス注射用500mg
承認されている効能・効果
緑内障、てんかん(他の抗てんかん薬で効果不十分な場合に付加)、肺気腫における呼吸性アシドーシスの改善、メニエル病及びメニエル症候群
承認されている用法・用量
1 緑内障
アセタゾラミドとして、通常成人1日250mg~1gを分割して静脈内又は筋肉内注射する。
2 てんかん(他の抗てんかん薬で効果不十分な場合に付加)
アセタゾラミドとして、通常成人1日250~750mgを分割して静脈内又は筋肉内注射する。
3 肺気腫における呼吸性アシドーシスの改善
アセタゾラミドとして、通常成人1日1回250~500mgを静脈内又は筋肉内注射する。
4 メニエル病及びメニエル症候群
アセタゾラミドとして、通常成人1日1回250~750mgを静脈内又は筋肉内注射する。
なお、いずれの場合も、年齢、症状により適宜増減する。
薬理作用
炭酸脱水酵素抑制作用
使用例
原則として、「アセタゾラミドナトリウム【注射薬】」を「脳梗塞、もやもや病等の閉塞性脳血管障害」における「脳循環予備能(安静時及び負荷時の脳血流量の増加)の検査(SPECT又は非放射性キセノン脳血流動態検査)」を目的に、静脈内に「500~1,000mg又は15~17mg/kg」を処方した場合、当該使用事例を審査上認める。
使用例において審査上認める根拠
薬理作用が同様であり、妥当と推定される。
留意事項
日本脳卒中学会、日本脳神経外科学会、日本神経学会、日本核医学会の4学会が、4学会合同アセタゾラミド適正使用指針作成委員会を組織し、2015年4月にアセタゾラミド(ダイアモックス注射用)適正使用指針を作成し、「検査を必要な症例に限ること、検査について同意書を取得すること、検査実施時の安全管理と必要な措置について習熟すること」などが周知されていることに留意して使用されるべきであること。
お問い合わせ
審査統括部 内科審査課、外科・混合審査課
〒105-0004 東京都港区新橋二丁目1番3号
電話:03-3591-7441
