283 メキシレチン塩酸塩(小児科54)
最終更新日:2016年4月1日
《平成24年9月24日新規》
《平成26年9月22日更新》
標榜薬効(薬効コード)
不整脈用剤(212)
成分名
メキシレチン塩酸塩【内服薬】
主な製品名
メキシチールカプセル、他後発品あり
承認されている効能・効果
① 頻脈性不整脈(心室性)
② 糖尿病性神経障害に伴う自覚症状(自発痛、しびれ感)の改善
承認されている用法・用量
① 頻脈性不整脈(心室性)
通常、成人にはメキシレチン塩酸塩として、1日300mgより投与をはじめ、効果が不十分な場合は450mgまで増量し、1日3回に分割し食後に経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
② 糖尿病性神経障害に伴う自覚症状(自発痛、しびれ感)の改善
通常、成人にはメキシレチン塩酸塩として、1日300mgを1日3回に分割し食後に経口投与する。
薬理作用
Naチャンネル阻害作用による局所麻酔作用・抗不整脈作用
使用例
原則として、「メキシレチン塩酸塩【内服薬】」を「小児の頻脈性不整脈(心室性)」に対して「5~10mg/kg/日を1日3回に分けて」処方した場合、当該使用事例を審査上認める。
使用例において審査上認める根拠
薬理作用が同様と推定される。
留意事項
使用上の注意において、「低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない。」と記載があることに留意して使用されるべきであること。
その他参考資料等
小児不整脈の診断・治療ガイドライン 2010(日本小児循環器学会)
お問い合わせ
審査統括部 内科審査課、外科・混合審査課
〒105-0004 東京都港区新橋二丁目1番3号
電話:03-3591-7441
