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397 フレカイニド酢酸塩(産婦人科13)

最終更新日:2024年9月30日

《令和6年9月30日新規》

標榜薬効(薬効コード)

 不整脈用剤(212)

成分名

 フレカイニド酢酸塩【内服薬】

主な製品名

 タンボコール錠50mg、同100㎎、他後発品あり

承認されている効能・効果

 下記の状態で他の抗不整脈薬が使用できないか、又は無効の場合

 成人 

  頻脈性不整脈(発作性心房細動・粗動、心室性)

 小児 

  頻脈性不整脈(発作性心房細動・粗動、発作性上室性、心室性)


承認されている用法・用量

 成人

  <頻脈性不整脈(発作性心房細動・粗動)>

    通常、成人にはフレカイニド酢酸塩として1日100mgから投与を開始し、効果が不十分な場合は

   200mgまで増量し、1日2回に分けて経口投与する。なお、年齢、症状により適宜減量する。

  <頻脈性不整脈(心室性)>

    通常、成人にはフレカイニド酢酸塩として1日100mgから投与を開始し、効果が不十分な場合は

   200mgまで増量し、1日2回に分けて経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。


 小児

  <頻脈性不整脈(発作性心房細動・粗動、発作性上室性、心室性>

    通常、6ヵ月以上の乳児、幼児及び小児にはフレカイニド酢酸塩として1日50~100mg/㎡(体表

   面積)を、1日2~3回に分けて経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。ただし、1日最

   高用量は200mg/㎡とする。

    通常、6ヵ月未満の乳児にはフレカイニド酢酸塩として1日50mg/㎡(体表面積)を、1日2~3回に

   分けて経口投与する。

    なお、年齢、症状により適宜増減する。ただし、1日最高用量は200mg/㎡とする。

薬理作用

 Naチャンネル遮断作用

使用例

 原則として、「フレカイニド酢酸塩【内服薬】」を「胎児頻脈性不整脈(持続して胎児心拍数180bpm以上となる上室頻拍又は心房粗動)」に対して処方した場合、当該使用事例を審査上認める。

使用例において審査上認める根拠

 薬理作用が同様であり、妥当と推定される。

留意事項

(1) 当該使用例の用法・用量
    フレカイニド酢酸塩として1日200mgから投与を開始し、効果が不十分な場合は1日300mgまで
   漸増し、1日2~3回に分けて経口投与する。
(2) 母体及び胎児への安全性が担保できる施設においてのみ投与すること。
(3) 当該使用例の対象となる妊娠週数は、国内臨床試験で有効性及び安全性が確認された妊娠22週以上
   37週未満とする。

その他参考資料等

(1) 日本小児循環器学会 胎児心エコー検査ガイドライン(第2版)2021
(2) American Heart Association 胎児心疾患の診断と治療ステイトメント2014

お問い合わせ

審査統括部 内科審査課、外科・混合審査課
〒105-0004 東京都港区新橋二丁目1番3号
電話:03-3591-7441

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